お互いに嫌い合ってるマルコキアス六王陛下にしか協力を要請できないって、他の六王からはよっぽど嫌われてるんだろうな、サタナキア六王陛下。
『安らぎ売りの美女 04』の感想はこちら。
【六王の不仲】
やっぱり、六王同士も互いに仲が悪いのね。
この辺りは、大公同士で軍閥争いを繰り広げたり、君主・大公とでいがみ合ったりしている三大主の派閥と同じだなあ。
同じ主を奉じる仲間ではあっても、仲が良いとは限らないと。
【分躰】
「ナンバーエイト」とは666名中8位の分躰のことかな。
それと競っているのなら、このショタコキアス六王陛下は9位なんだろうか。
529位の分躰ですら軽い打撃でもフラウロス侯爵猊下より攻撃の威力は高かったくらいだから、8位や9位の強さは想像もつかないな。
上位にはフルーレティ六王陛下より強い分躰もいるのかな。
真躰は、命を666に別けた状態ですら、全命フルーレティと互角だったハティよりも強いフェンリルとイチャつけるくらいだったしね。
さすがに真躰以外には負けないと思いたいところだけれど、フルーレティ六王陛下だからなあ……。
第1部に出て来た階級表を見る限りだとフルーレティ六王陛下の方が兄のようなのだが、何故こうも差があるのか。
それにしても、このマルコキアス六王陛下は下々に対して結構寛容だよね。
上位の魔王程その傾向はあるし、やっぱりマルコキアス六王陛下の分躰もランクが上に行くほど優しいのかもしれない。
【不老】
やっぱり妖魔に過ぎないオベロンの判断でイシス=デメテル躰化の不老を許可してるけど、これは
①イシス=デメテル躰化は魔王の許可が必要な「タロット二十型」の不老不死とは別
②イシス=デメテル躰化はタロット二十型の不老不死だが、オベロンはサタナキア六王陛下からいつでもそれを施せる許可を得ている
③イシス=デメテル躰化はタロット二十型の不老不死で、魔王の許可が必要になったのは、レックスが躰化して以降
この3つのどれなんだろう。
クール・ピッピ総統はタロット二十型を「不老不死」と呼んでいたのに対して、オベロンは「不老」としか言っておらず、実際、イシス=デメテル躰化は不死と呼べる程の性能ではないから、①のような気はする。
【その他】
・アホ面でハンバーガー食べてたオベロンの秘書が、マルコキアス六王陛下による緊張感でキリっとした顔立ちになってるのがちょっと面白い。
・「上玉の胎界主」ってのは何を見て下した評価なんだろう。
・逆に言うと上玉の胎界主じゃない人間が地獄の指輪に選ばれる場合もあるのね。
・明らかに胎界主じゃなさそうな秘書や子供達にも片っ端から試させてるくらいだから、胎界物が選ばれる場合もあるんだろうな。
・前任者は監視されながらもヘッドから抜けてたけど、強大な胎界主ではあっても、上玉ってほどじゃなかったから?