まあ、どれも大した根拠は無い。
【①第4王子ツェリードニヒ】
何しろ念の天才だしね。
ビヨンドは父親のアイザック=ネテロに似て強力な念能力者のようだし、ツェリードニヒが念の天才なのも、その遺伝子を受け継いだからだとすれば納得がいく。
十二支んの内通者問題もそうだけど、なんか冨樫先生ってこういう犯人当てみたいなやつでは逆に意外性の無いキャラを持ってきそうな感じがするし。
でも、ツェリードニヒやベンジャミン王子やカミーラ王子等の念能力の才能も、継承の儀を代々続けてきたことによる効果なんじゃないかとも思えるのよね。
その場合、儀式が中断されてしまったら、王族たちの念能力も失われそう。
【②第7王子ルズールス】
これはただ単純に、ルズールス王子の母親であるドゥアズル第2王妃が正妻の中で(オイト王妃を除くと)1人だけ妙に存在感があるから、彼女がビヨンドと肉体関係を持ったんじゃないかという予想から。
ドゥアズル王妃の子の中でもカミーラ王子とツベッパ王子は既に出番が多いし、ハルケンブルグは実際にはウンマ第1王妃の息子だった。
ってわけで、意外性を求めるのなら、ルズールス王子かなー、と。
まあ、ただビヨンドの息子にしては守護霊獣がしょっぱいのよね。
【③第13王子マラヤーム】
私の中では彼が今のところ本命かなあ。
まず、守護霊獣が良いよね。龍だからね。
龍と言えば、何といってもワンピースでもよく使われているように、皇帝の権力の象徴だから。
それは冨樫先生も当然分かってるはずで、マラヤーム王子の守護霊獣をわざわざ龍にしたってことは、大きな意味があるんだと思う。
自由に出入りできないとはいえ、能力もけっこう強力だしね。
また、母親であるセヴァンチ第7王妃がモモゼ王子には冷淡だった一方で、マラヤーム王子には過保護なのも、マラヤーム王子だけはビヨンドの息子だからとすれば筋が通る。
真に愛した、そしておそらく信奉する男との間に授かった子だからこそ、マラヤーム王子を厚遇しているのでは。
モモゼ王子の死に取り乱し、落ち込むなどのセヴァンチ王妃の態度を見ても、娘を愛していなかったというよりは、マラヤーム王子を特別に大切にしている感じだし。
マラヤーム王子そのものへの愛情ではなく、「ビヨンドの子」だから特別扱いしている、と。