公式がネタバレするなと言ってたので、歌われた曲や演出については伏せます。
ブログの場合、SNSと違って突然意図せず目に入るってことがない読者の完全自己責任だし、別に良い気はするけど、まあ一応ね。
【初めてのライブ】
いわゆるライブと言われるものに人生で一度も行ったことがなかったので、これが初めてのライブであった。
幼少の頃からあまり音楽を積極的に聴いてこなかったためか、ライブに行きたいと思える程に熱中した歌手がいなかったのである。
いやまあ、実のところアド先生にもそこまで熱中しているわけではなく、FILM REDをきっかけに興味を持った程度のニワカ中のニワカなのだが。
フォロワーが去年の新国立競技場のライブに行った呟きを見て、一度くらい経験をしておくのも悪くないと考えたのである。
【開場前】
ライブというものに参加するにあたって私が一番驚いたのが、公式からの注意事項に書かれていた「飲酒禁止」の文字であった。
私がイメージするライブとは、会場内でアルコールが販売されており、みんなビールを片手に騒いでいる空間だったからだ(フォロワーから教えて頂いたところによると、それはライブではなくフェスらしい)。
更には、飲酒した状態での入場もお断りするとのことである。
厳しい。厳し過ぎる。
無論、ベロッベロに泥酔した人間が騒ぎ立てて、ライブの演出を台無しにされる危険性を考えれば当然の措置ではあるのだが。
しかし、当日は暑かった。小雨もパラついていた。
大阪城ホールの近くには飲食店が集まっている。
時間に余裕を持って到着したはいいものの、あのクソ暑い屋外に長時間いられるはずがない。
腹ごしらえもかねて、飲食店に入る。
とすると、メニュー表にはビールがあるわけだ。
外は猛暑なわけだ。小雨もパラついているわけだ。
店の中は冷房で冷えているわけだ。
開場までの時間にはまだまだ余裕があり、それまでやることがなく暇なわけだ。
ついつい、ビールを2,3杯ひっかけてしまった……なんて観客も大勢いたに違いない。
あくまで私の想像だが、
だが、もしも、そんな客がいたとして、いったい誰が彼を責められようか。
出場資格を剥奪できようか。
ルールを守ることが全てではない。
速度制限と同じことである。
世の中をより良くするには、そういう「なあなあ」が大事なのである。
Mr.2の好きな言葉が、私も好きだ。
あくまで私の想像だけどね。
【物販】
欲しい物は特に無かったのだが、ペンライトくらいは持っていないと周囲から浮きそうで怖かったので、とりあえずペンライトを購入。
覚悟はしていたものの、やはり高い。
アド先生のライブにしか使わないことを思うと法外な値段である。
形状はなんかセーラームーンの変身ステッキみたいなやつだった。
大の大人が街中で持ち歩いていたら職質されているだろう。
まあ、もう一度ライブに行くことになっているからその時にも使わせて貰おう。
と、ペンライトだけで済ませる予定だったのだが、あまりの猛暑に持ってきていたハンドタオルもハンカチも既にびっしょびしょになっていたので、急遽タオルも購入。
あまり汗を吸わない素材のような感触はしたが、無いよりはマシだろう。
事前にラインで整理券をとって行列に並んだわけだが、1人で何商品も買う人がいるからなのか、想像以上に列の進みが遅かった。
【着席】
開場時間となったので大阪城ホールに入場。
向かう途中にアド先生の舞台衣装が飾ってあるスペースがあったので、一応入場。
だいぶ離れたところから写真を撮らされる。
その後、入口へと向かい、VIP席専用の列へ。
身元確認やカバンの中身をチェックされるのかと思ったけれど、それは一切なく、すんなり入れた。
明らかに電子チケットに表示されている情報と性別・年齢が違う人だけ確認するようにしていたのかな。
アリーナ席なので1階へ。
舞台への近さとしては大体真ん中くらいだった。
ファンクラブの一次抽選で当たったVIP席だったので、正直なところもう少し近くの席を期待していたのだが、まあまあといったところか。
一般販売でVIP席が売れ残ってる日もあったことから、一部に人気を心配しているファンも見かけたのだが、ツイッターでの反応を見ると、どうやら以前はS席だった場所にまでVIP席の範囲を広げて、VIP席を増やしたのが原因だったようだ。
その為、前回までのライブではほぼ確定で良い席だった先行販売のVIP席でも、今回はアリーナ後方の場合もあったりと、完全に運次第になった様子。
余談だが、このライブの座席を調べるまで、私は「アリーナ席」とは2階の客席のことだと思っていた。
歌手のモノマネで「アリーナ~!」とアリーナ席に呼びかける定番のネタがあるが、あれが上の方に向かって呼びかけているイメージがあったのよね。
【空席】
私の隣の客は複数人で来ていたのだが、1人が来られなくなったとかで1席が空席になっていた。
転売防止のために最初に登録した人間以外には譲渡できない為にそうなったわけだが、こういう場合に可哀想な仕組みだと思う。
もうちょっと何とかならないんだろうか。
例えば、リセールの期間を長くして当日まで取引できるようにしたり、売れなければ値段を下げられるようにするとか、何かしら対応策を考えてくれないとあんまりだろう。
空席が目立つようになったら、演者側にとっても気分は悪いだろうし。
【オープニングアクト】
アド先生の前にオープニングアクトとして彼女がプロデュースするファントム・シータというアイドルが登場。
てっきり開場から開演までの場繋ぎして出て来るものだと思い込んで、早めに入場したのだが、きっちり開演時間からのスタートだった。
会場には空調用のミストがかかっており、汗で濡れた体がだいぶ冷えて震えていた。
次からはもう少しギリギリで着席しよう。
んで、そのファントム・シータなのだが……。
何と言ったらいいんだろう。
ひぐらしというか、一昔前の制服ホラーという感じで、正直言って見てて恥ずかしかった。
曲もこう……うん。
一言で言うなら厨二病、かな……。
昔ながらのニコ動のオタク臭がして、聴いててとてもきっつい。
曲調からして場が温まったとはとても言えない代物で、オープニングアクトとしては最悪だったと思う。
周囲の空気からもどう反応したら良いのか困惑しているのが感じられた。
あれを前座に出すんなら、もうちょっと盛り上げる曲を与えてあげてくれ~~~……。
到底、売れそうには思えなかったが、しかしながら彼女達のやる気に満ちた顔を見ると売れて欲しいな、とも望んでいる。
何とかこう、チャンスを掴んで欲しい。
アド先生が赤っ恥をかかない為にも。
ただ、それにはもうちょっとポップな楽曲が必要なんじゃないかな……。
風呂に入ってくるので、本番は感想②で。