あんまり見た目が格好良くなさそうなのがこの説の難点ではある。
【キマイラ】
第996話にて、 ヤマトも何らかのゾオン系の能力者であることが示唆された。
当初はカイドウと同様に龍の能力かとも思ったのだが、見たところ変身しようとしたヤマトの歯は犬歯が大きくなっているようだから、龍、あるいは恐竜ではなく、肉食の哺乳類である可能性が高そうだ。
私が真っ先に思い付いたのは、父親の二つ名でもある『百獣』の王、ライオンだ。
百獣海賊団を組織したカイドウが、後継者である「息子」に「百獣の王」たる能力を与えるというのは、いかにもありそうな話ではないか。
一方で、ヤマトの髪の毛が白髪(銀髪?)であることから、白虎の能力を予想する読者もいるようだ。
なるほど確かに、特別感を出すのならば幻獣種の方が相応しいのはその通りである。
ライオンで幻獣種、いそうでいないな……スフィンクス……あとはキマイラも頭部はライオンだっけ……でも、スフィンクスやキマイラみたいな格好悪い幻獣種になるくらいなら、白虎の方が良いな……。
などと漠然と考えながら、一応Wikipediaでキマイラの解説を読んでいると、(私にとっては)意外な事実が判明した。
キマイラは頭部こそ雄ライオンであるものの、キマイラ自身の性別は女性らしい。
これはどことなくヤマトを彷彿とさせる設定ではなかろうか。
また、キマイラの父であるテューポーンは「ギリシア神話『最強の怪物』」と呼ばれていると書かれていた。
これまたカイドウを彷彿とさせる繋がりである。
・「百獣」の王ライオンの頭部
・その頭部は雄ライオンだが、性別は女
・竜(蛇)の要素を持つ
・父親はギリシア神話で「最強の怪物」と呼ばれる
ここまで来ればもう、ヤマトの能力がキマイラではないと考える方が難しい。
一つ難点があるとすれば、冒頭で書いたようにキマイラは格好いいというよりは、「歪」というイメージが強いのよね。
創作物におけるモンスターとしてのキメラの印象があるからだけど。
とはいえ、その「歪さ」もまたヤマトらしいとも言えるだろう。
というわけで、私は『ネコネコの実(幻獣種)モデル:キマイラ』こそがヤマトが食べた悪魔の実だと断定しておく。
ツイッター検索した限り、この予想は私が元祖のようなので、当たったら自慢しまくろうっと。
【ゾオン系の性別】
ところで、ゾオン系の悪魔の実の能力は、ライオンのように雄と雌で外見に大きく違いがある動物への変身は、どういう仕組みになっているんだろうね。
「男が食べると雄に、女が食べると雌に」変身するのか、それとも食べた人間の性別に関わらず、変身後の形態は最初から決まっているのか。
ヤマトの場合、豊かな髪も合わさって、雄ライオンの形態の方が絵的にも映えそうな気はするしなあ。
まあ、そもそも、本当に能力がキマイラなのであれば、「頭部は雄ライオン、性別は雌」と決まってるので、普通のゾオン系の仕組みがどうであろうと、食べた能力者の性別に左右されることは無さそうだが。