ウッソだろ!? 真人が「ボス」なのかよ!
いや、アイツ人間に成り代わるとか全然興味示してなかったじゃん!
第115話までの感想はこちら。
【呪霊のボス】
漏瑚さんが勝手に真人の意志を捏造してニセ夏油に伝えてたから、こっちまで深読みしちゃったぜ。
どう考えても、真人は漏瑚さんの思想とは距離置いてるのに、勝手に代弁してるから読み誤ったわ。
呪霊のボス=真人と判明した以上、もう呪霊側に戦力がゼロだよね。
今後はニセ夏油の一味が主な敵になっていくってことか。
まあ、トリックスター的な立ち位置で、真人が今後の状況を引っ掻き回すんだとは思うけど。
【裏梅】
ふむ、この男女はハンガーラックと直接接触してたニセ夏油の協力者だよね。
姿を見て宿儺が誰か気付けなかったってことは、コイツも脳を移植してる……?
いや、見たところ頭に傷は無いな。
となると、宿儺のように他人の身体で受肉して乗っ取ったのかもしれない。
偽夏油とは別の原理で現代まで生き延びているとなれば、逆説的にニセ夏油と裏梅が協力し合いながらも、別個の勢力だということを意味していそうだ。
【ニセ夏油】
こいつも宿儺の信奉者……?
いや、宿儺を復活させるのが彼の計画なら、「五条悟が強すぎて邪魔になる」ってのはおかしいよね。
五条は積極的に虎杖に指食わせていたんだから、むしろ都合が良いはず。
ニセ夏油の勢力は、自身の計画の為に宿儺や裏梅を駒として利用しているに過ぎないと考えるのが自然だろう。
【今後の展開】
上記のように、ニセ夏油はどう見ても宿儺の信奉者では無いとすれば、
しばらくニセ夏油一派と宿儺派が共同で暗躍
↓
「計画」を果たすべくニセ夏油と夜蛾が宿儺派を裏切って、宿儺(虎杖)を手中に
↓
夜蛾一味も倒され、五条が最後の敵に
という流れになっていくと予想。
つまり、呪術廻戦の敵勢力は大きく分けて
・ニセ夏油一味(宿儺を使って何らかの「計画」を実行しようとしている)
・裏梅(宿儺の復活そのものが目的)
・特級呪霊(ほぼ壊滅状態)
の3つと考えられる。
【菅原道真】
どうやら、「裏梅」とは「菅原道真」の家紋の反転らしく、そこから五条家と裏梅が通じていると予想している人間も出て来たようだ。
五条家が内通者ねえ。
個人的には、五条家は悟が絶対的な権力握ってるという記述があったのだから、無いと思うなあ。
そももそも、裏梅が菅原道真の血を引いていたとして、1000年前に暴れてた宿儺と同年代なんだとしたら、道真公よりだいぶ後世の人間だからね。
単に五条家と同じく、菅原道真の血を引くだけだと思う。
と、いう意味で、同じく道真公の血を引く乙骨が、裏梅の出身一族の子孫って線はあり得るかもしれない……と睨んでる。
【妄想】
陀艮が漏瑚の知らない進化後の姿ではなく、進化前の姿のままである事を考えると、この「死後の世界」って、丸っきり全部、漏瑚さんが死に際に見た妄想では?
宿儺の台詞も、実際に彼が言った訳ではなく、ただ単に漏瑚が「言われそう」「言われたい」と思ってた言葉の幻聴なのかも。
現実の宿儺は「死後の世界」とは違ってめっさ冷めた顔してるので、実際は「呪霊ごときなど所詮こんなものだな」くらいに思ってそう。
この死に際の妄想は、漏瑚自身の迷いの表れだったんだろう。
そもそも、「自分達こそが本当の人間。今の人間は偽物」なんて思想は、単なる生態系の頂点に立てていない劣等感の表れでしか無いわけだが、決してバカでは無い漏瑚はそれを薄々ながらも自覚していたはずだ。
上記の死亡時の妄想否定からくる「呪い」としての本義は、自分を「呪霊という種に属する物」といった人間めいた思想に当て嵌めるのではなく、ただ欲望のままに動くことでは無いか(まさに宿儺や真人のように)、という葛藤があったのだと考えられる。
【転生?】
漏瑚は人間を全て消そうとしてたようだから、新たな呪霊が生まれずとも、人間が消えた世界に呪霊が一体でも残ればそれで良いと考えているんだと思うんだけど、死に際の会話を見ると、どうも人間がいない世界でも転生出来ると思ってるみたいだよね。
【九十九の嘘】
しかし、それはおかしい。
九十九 由基によれば、呪霊を生み出すのは人間なのだから、人間を全滅させてしまえば、呪霊もまた、二度と生まれる事は叶わぬはずだ。
考えられるのは二つに一つ。
漏瑚が呪霊の成り立ちについて無知であったか、もしくは九十九の言葉が間違っているかだ、
確かに、九十九の語った言葉は信憑性に疑問符がつくものだった。
私自身も彼女が夏油に語った研究成果は嘘ではないかと睨んでいる。
もし、漏瑚こそが正しく、呪霊の発生と人間の存在とが実際には無関係だったとすれば、夏油はまんまと九十九のデマに踊らされて大量虐殺を働いた、哀れで間抜けなピエロってことになってしまうなあ。
【六眼と無下限術式の抱き合わせ】
判断に迷った伏黒父の台詞は、「抱き合わせが生まれたのが数百年ぶり」ということでしたか。
なるほどなー。
宿儺が五条先生にあまり興味を示さなかったのはやはり、「数百年に一人程度は生まれる程度の術師」だからだったのね。
千年前にも五条先生クラスの術師とは戦った事あるんだろう。
って事はこの世界、
六眼と無下限術式の抱き合わせが生まれる
↓
呪霊と呪術師が強くなっていく
↓
六眼と無下限術式の抱き合わせが死ぬ
↓
呪霊と呪術師が弱くなっていく
を数百年スパンで繰り返してるのね。
【魔虚羅】
Wiki見るとマコラ含めてもまだ9体しか出てないので、この先にもっと上位の式神がいるのかな?
宿儺がマコラを倒せるってことは、
・六眼+無下限術式の術師よりも宿儺のが強い
・数百年前の禪院家当主はマコラの巻き込み技で五条家当主を殺した訳ではない
の2つが考えられるけど、さて。
あるいは、術者の強さに比例してマコラも強くなるとか?
いや、それだと永遠に調伏できませんね(実際、誰も出来てないのでそうなのかもしれないけど)
そもそも歴代の誰も調伏に成功してないってことは、魔虚羅さんが本当に調伏して使役することが可能なのかすら判然としないんだよね。
実は調伏は最初から不可能で、無理心中する為にしか使えないって可能性も否定はできない。
「破壊された式神は二度と使えなくなる」(けど、次にその術式を受け継いだ者が現れたら普通に仕える)ってことからすると、十種影法術の式神は元々異界とかに存在しているわけではなく、ゼロから術者が生みだした存在っぽいしなあ。
最初に十種影法術が発現した人も、「何で俺の術式こんな面倒なやつなの……」と思ってたかもしれないし、そもそも犬2匹使える術式だと思ってたら突然強い式神が出現して、そいつに殺されてしまったかもしれない。
解明するまでに何世代も経てそうだし、魔虚羅さんを調伏できた人がいない以上、言ってみれば本当に『十種』影法術かどうかも判らないんだすよね。
もしかしたら十一種とか十二種、十四種でないとは言い切れない。
「フルベユラユラが調伏されたようだな……」
「ふふふ……奴は十四種影法術四天王の中でも最弱」
「呪術師ごときに調伏されるとは式神の面汚しよ……」