または自然系(ロギア)能力者の『覚醒』についての予想。
『覚醒』した悪魔の実の能力者として、これまでゾオンではインペルダウンの獄卒獣が、パラミシアではドフラミンゴとカタクリが登場している。
前者は半ば人格を失う代わりに異常なタフさと回復力を獲得し、後者は周囲のモノを能力に応じた物体に変化させ、操れるようになる。
一方、ロギアだけは、未だ『覚醒』していると明言された能力者が登場していない。
もちろん、ロギアには『覚醒』という仕組みは発生しないという可能性も考えられるが、以前から私はパンクハザードの決闘で見せた赤犬と青雉の力こそがそれだったのではないかと予想している。
つまり、「周囲の気候・環境を変化させる」能力というわけだ。
これを使って彼らはパンクハザードを半分は燃え滾り、もう半分は凍てつく死の島へと変貌させた。
そうだとすれば、頂上戦争において大将達が『覚醒』した能力を使わなかったことにも説明がつく。
守るべき海軍本部マリンフォードを壊滅させてしまうからだ。
……などと改めて考えていて、ふと思い浮かんだことがある。
ひょっとして「不夜島」エニエス・ロビーとは、『覚醒』したピカピカの実の能力者の手によって、常に光に満ちた環境に変えられてしまった島なのではなかろうか。
黄猿か、あるいは先代か、それよりももっと前のピカピカの実の能力者が、かつてエニエスロビーで何者かと激闘を繰り広げ、その後遺症としてエニエスロビーには夜が永劫訪れなくなってしまった。
エニエス・ロビーにポッカリと開いている大穴も、その激闘の傷痕なのかもしれない。
例えばこのピカピカの実の能力者が、『覚醒』した能力によって生み出した周囲の光を集めて元気玉のようなものを作り出し、それを放って島と海底の一部を消滅させたとか。
上記の事を念頭に置いて思い返してみると、この世界には他にも、ロギアの『覚醒』が絡んでいるのではないかと思えるような場所があった。
新世界序盤に存在する、常に雷が落ち続ける島だ。
これも、『覚醒』したゴロゴロの実の能力者の手によって行われた所業と考えれば筋が通る。
もし、この仮説が事実だとすれば、一度変えられた環境は、その能力者が死んでも二度と元には戻らないことになる。
まさに世界を滅ぼしかねない力だ。
覇気の登場以来、何かと格が落ちたようにも感じられたロギアであるが、永続的に自然環境を捻じ曲げるとなれば、最強種の名に相応しい脅威だと言えるだろう。
今後、全体が沼と化した島や、ガス・煙で満たされた島など、過去の『覚醒』したロギアによって被害を受けた島々が登場するかもしれない。
ゴッドバレーが跡形もなく消えた理由は古代兵器の力で破壊されたからではなく、覚醒したヤミヤミの実の力で隠されてしまったから…とか考えました
— るいん@ネタバレ専用垢 (@Ruin_ntbrAll) 2020年3月17日
ロックスがヤミヤミの実の前任者だった場合ですが
ヤミヤミの『覚醒』があるとしたら、ピカピカとは逆に周囲から光を奪い去るようなものを想像していたが、確かにティーチの能力を見る限りでは、ブラックホール的なものを産み出す方が適当かもしれない。
るいんさんの仰るようにゴッドバレーがヤミヤミの実の能力によって消されたとしたら、そこには今でもブラックホール的なものが存在している事になりそうではあるが、さて……。