あの個性をヴィランが使うとなると、思い出されるのは……。
第262話の感想はこちら。
いや、確かに口田君の耳郎ちゃんへの想いは、お茶子と並んではっきりとした恋愛感情が描かれたヒロアカでも稀有な例だったから、いずれ詳しく掘り下げられるだろうとは思ってはいたんだけどね。
唐突に決着がついたものだから驚いてしまった。
しかし、こうなると楽しみなのは上耳そのものよりもむしろ口田君の今後である。
異形の外見で生まれ、性格も暗く人見知りな少年が恋した誰にでもフランクな少女。
そんな彼女が今まさに明るく華やかで、イケメンな同級生に掻っ攫われていこうとしているわけだ。
……来るんじゃないか?
口田甲司のヴィラン堕ちが。
はっきり言って彼の個性、めちゃくちゃヴィラン向きなんだよね。
ロシアの某契約者のようにゴキブリを操って相手を食い殺させることだって出来る。
異形で生まれ、自身の殻を破れないが、何に縛られることもなく全力で使えば凶悪な威力を発揮する個性を持つ少年。
あまりにも超常解放戦線の思想にピッタリだとは思いませんか?
口田くんに関しては、
— ハンセイ(岩代俊明 待望論) (@neoamakusa) February 9, 2020
上鳴くんと耳郎ちゃんのキスを目撃。
↓
葉隠透の甘言に乗せられて超常解放戦線に寝返る。
↓
耳郎ちゃんを殺害。
↓
上鳴くんの宿敵となる。
という童貞の鑑的な闇堕ち展開を期待してます。
上鳴くんと耳郎ちゃんが結ばれる姿を目撃してしまい、狂おしいまでの嫉妬と劣等感に苛まれて、異能解放軍の甘言に乗ってしまう口田くん……。
ハァ……ハァ……み、見たい。
見た過ぎる。
やってくれるのではないか? あの、堀越先生なら。
クラスメイトからヴィラン堕ちする人間が出る展開、今後作品をシリアスに傾けていく上でも丁度いいと思うんだよね。
来るべき葉隠透の内通者発覚と合わせて、口田くんが耳郎ちゃんを殺害し、上鳴くんとの因縁の間柄となる回……描いてくれることを、ほんのりと期待しておきたい。