主人公が鉄哲に(ry
【いきなりの余談】
>「減るの! 心が!!」
ああー、何だっけ……。
割と有名な小説の中で、強姦紛いの行為をしておきながら「減るもんじゃないだろ」と言ってきた男に対して、主人公の少女が(そんなのは嘘だった。心が減るんだ)という趣旨の事を独白する場面があったんですよねえ。
多分、この漫画の台詞もそれをオマージュしてるんだと思いますが、何て題名だったかな、あの小説……。確か買春とか違法薬物とかその辺に溺れる少女を題材にした話だったんですが。
ダメだ、思い出せない。心辺りのある方はコメントください。
【SCP財団】
んで、肝心の本編。
大筋は読み切りのままとはいえ、面白いですねえ。
特に良いのが敵組織の在り方。
私ねえ、世の中の秩序を守る為に、異端となる主人公達を狩ろうとする敵の設定が大好物なんですよねえ。
SCP財団のような超常を管理する組織のようですが、このまま無暗な悪役的振る舞いをせず、あくまでも社会秩序と無辜の民を守る為に活動している団体であってほしいなあ。
【大雑把】
ま、一つ批判を言うとすれば、コマごとの繋がりが不自然なところがいくつかあったことですね。
屋上の柵の内側にいたゾンビが次の瞬間には策を乗り越えて包丁に刺されていたり、日本刀を首筋に突き付けられていた不運が体当たりだけで糸目から逃れていたり、不運がゾンビの生首に衝突してキスしたのに、次の瞬間には生首は糸目の手の中にあったりと、「そうはならんやろ」というシーンが多かった。
話の面白さで乗り切ってるけど、この雑な場面転換は後々響いてきそうな気がする。
【またまた余談】
それにしても、不死者としてのキャラ的には胎界主のニキを100万倍性格良くしたような人間なんだけど、戦闘としてはアドニスに近いんですよね。
ただし、この両者の不老不死者と決定的に違う所は「死にたがっている」ということだけど、どういう事情でそんな目的意識に至ったんだろう。
まあ、でも不死者と言ったら死にたがってるのが普通で、胎界主の連中の方がむしろ不自然なのかもしれないけど。
特にアドニスとかな。不死者の癖にずっと俗物なのが凄いよね。何の話だ。