ワノ国とシャンドラに深い共通点があった事に今週ようやく気が付いた。
第960話の感想はこちら。
【時系列】
なんか段々とワノ国にまつわる出来事の順番が分からなくなってきたのでまとめてみる。
【41年前】おでん公(18歳)が都から放逐され、錦えもん(15歳)と傳ジローが家臣となる。
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【40年前】イヌアラシ公爵とネコマムシの旦那が誕生。
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【39年前】おでん公(20歳)、無法地帯だった九里を豊かにした功績をスキヤキ将軍に認められ、九里の大名となる。
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【?年前】イヌアラシ公爵とネコマムシの旦那が九里に流れ着き、おでん公の家臣となる(彼らの外見から考えて30年ほど前?)
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【?年前】赤鞘八人男(+イゾウ)が康イエ様の屋敷に盗みに入り、次代将軍の家臣として相応しい侍となるよう諭される。
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【?年前】おでん公とイヌネコ、イゾウが白ひげ海賊団に加入。
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【?年前】おでん公とイヌネコがロジャー海賊団へ移籍。
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【28年前】モモの助が誕生。ロジャーが不治の病にかかり、最期の航海へ。
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【26年前】日和様が誕生。
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【25年前】ロジャー海賊団がラフテルへ到達。
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【24年前】ロジャーが処刑される。
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【23年前】「海賊騒ぎ」のドサクサでリューマの遺体と秋水がゲッコー・モリアに盗まれる。
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【20年前】おでん公が処刑され、モモの助達は未来へ。
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【13年前】日和様(13歳)と河松が生き別れに。
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【10年前】堪え切れなかった九里の者達が鬼ヶ島に討ち入る。
大体こんなところかな。
赤字にしてあるおでん公が白ひげ海賊団やロジャー海賊団に加入したのは、もしかしたらモモの助や日和様が生まれた後かもしれない。
いずれにせよ、海賊となった後も途中でワノ国に立ち寄って、おトキ様に子種を仕込んだ(言い方)時期があったのは間違いなさそうだ。
モモの助の「ロジャー達に会っておる」という台詞が白ひげには会った事が無いことを意味するのなら、約29年前、モモの助の誕生を待たずに白ひげの船に乗り、途中でロジャー海賊団へ移籍。
その後、約27年前にロジャー達と共にワノ国へ一度帰国し、おトキ様に日和様の種を宿した……という感じ?
まあ、さすがに1歳となると「記憶が曖昧」どころじゃないだろうから、モモの助がロジャー達と会ったというのは、ラフテル到達後にロジャー達がおでん公をワノ国へ帰しに来た時のことを指しているのかな。
【初めての家臣】
しかし、まさか現代編ではこれまで(表立っては)影も形もなかった傳ジローが、錦えもんと並ぶ古株の家臣だったとは。
この後はしばらく白舞の康イエ様の屋敷に居座った後に九里へ赴き、アシュラ童子を軍門に降す事になるわけだが、その他の赤鞘九人男がいつ家臣として加わったのかも気になる所。
そういえば、イヌネコが既にいることからして、赤鞘とイゾウが康イエ様の所へ盗みに入ったこの場面は、今週から10年以上経っての出来事だよね。
錦えもんはもう20代後半のはずだし、おでん公が九里大名となって数年が経っているはずだけど、まだこんなチンピラ然としていたのか……。
彼らは「おでん様に出会わなければ到底侍になどなれなかった」と言ってたけど、どっちかというと「康イエ様に出会わなければ」というのが正しいかも。
あと、よく見たら皆が驚愕する中で傳ジローだけは大金が貰えると聞いて喜んでるんだな。
幼少期の頃と同じく、赤鞘の中でもとりわけ強かな人間に育ったようだ。
【黒炭オロチ】
なるほど、元々はこういう処世術で生き延びてきたのか。
どうやら康イエ様の「太鼓持ちのトの康」としての振る舞いは、かつてのオロチ様を参考にしていたみたいね。
あのカイドウがオロチ様を20年以上も対等に近い関係に扱っている経緯は謎だけど、やはりこうやって下手に出て取り入ったのかな。
赤鞘九人男の大半よりも早くおでん公とオロチ様が出合っていたのも予想外。
名字を持っていることからすると、今は小間使いをしていても、生まれは武家の出なのかもしれない。
【シャンドラとワノ国】
最初は「カシ神様殺しのセルフオマージュじゃん」という程度の認識だったのだが、ついでに空島編の回想を読み返しているうちに、シャンドラとワノ国は様々な共通点があることに(遅まきながら)気付くことができた。
一点目は鎖国。
いずれも空白の百年に関わる歴史の真実を守る為、外界との交流を拒み続けた。
シャンドラの想いはポーネグリフの文章がロジャーによってラフテルへと導かれたことで果たされたようだが、ワノ国に眠る真実の宿願とは果たして。
二点目は黄金。
シャンドラは実際に黄金都市であり、ワノ国も数百年前は黄金の国と世界に目されていた。
両国共に空白の歴史に消えた「ある巨大な王国」と協力関係にあったようだが、この王国には黄金が重要な意味を持っていたのだろうか。