いわゆるヴィンスモーク・ジャッジさん継父説とか。
※以下、ネタバレ注意
ナミを欲しがるイチジ・ニジ・ヨンジに対し、ジャッジ王は全くナミさんに興味を示していない(ただ、今回はイチジも話題に加わっていないようにも見えるが)。
馬車のときの反応といい、やはり四つ子の女好きはジャッジからの遺伝というわけではないようだ。
↓の左端はハート目のニジとヨンジ。
↓の右端のコマはハート目になったイチジ。
さりとて、サンジまでも女好きが共通していることも考えると、血統因子の操作による効果というのもないだろう。
そうなると、週刊少年ジャンプ47号 感想で書いたように、実はソラ王妃が大の男好き(あるいは女好き)だったという線が、今のところ一番濃厚ではある。
……あるのだが。
今週のジャンプを読んで思いついたのは、実はレイジュも含めたヴィンスモーク家の子供達は、ジャッジの実子ではないのではないか、という可能性だ。
ジャッジの眉毛は兜を外した睡眠中にわざわざ影をつけて、いっそ執拗なまでに隠されている。
ひょっとすると、ジャッジの眉毛はグルグル巻きではないからこそ、これほど徹底的に隠すのではなかろうか。
要するに、レイジュや四つ子の実父こそがグル眉の女好きで、ジャッジと子供達に血の繋がりは無いと考えることもできるわけだ。
無論、ジャッジ自身はサンジに対して「私の血がお前にも流れている」と語っているが、そこまでの彼の台詞はサンジを懐柔するために吐き出された心にもない出まかせばかり。
この言葉も嘘でないとは限らない。
いや、あるいは改造の過程で、実際に自分の血をムリヤリ流し込んだ可能性すらある。
仮にこの妄想が当たっているとすると、ジャッジがあれ程までにサンジに辛く当たった理由も見えてくるのではないか。
彼は子供達を「自身の研究成果」を使って改造することによって、妻と他の男との間に生まれた子を、自らの子に変えようとしていたと考えられる。
だからこそ、自分の研究という『遺伝子』が混ざっていないサンジを徹底的に憎んだのだ。
歪んだ情念。
醜くも哀しい男の嫉妬が生み出した狂気の父性。
それこそが、ジャッジの研究の正体なのかもしれない。