週刊少年ジャンプ9号（2017年）感想

　体調不良その他の事情で今週はワンピースのみの簡易感想。

週刊少年ジャンプ8号（2017年）感想はこちら

※以下、ネタバレ注意

【ONE PIECE】
第853話　ここじゃねェ
＞タマゴ男爵
　ヒヨコ子爵やニワトリ伯爵の存在を部下達が知っているということは、以前にもその形態になったことがあるんだろうか。
　だとしたら時間経過等の条件でまたタマゴ形態に戻るのかな。

　ヒヨコ子爵の状態では左目は描かれていないが、ニワトリ伯爵へと進化しようとしているシルエットでは左目も光っているようだから、進化すると身体の傷も治るのかもしれない。
　だとしたら、5年前にペドロにやられてからは一度も進化していなかったことになるから、なぜ治さなかったのかという疑問が生まれるが（任意で進化できずとも誰かに両断してもらえば良いはず）。

　あるいは、タマタマの実の能力についてビッグマム海賊団が知っているのは悪魔の実図鑑などからの情報によるもので、当代のタマゴ男爵は今まで一度も進化したことがなかった、という可能性もあるかな。

　自分で奪ったわけでもないのに「今度は左目じゃ済まんぞ」と言ったことを格好悪いと思っていたけれど、タマゴ男爵が本気を出す前に他の仲間がペドロを倒して捕らえたのたとすれば、あの台詞もまあ納得できるか。

＞プリン
　心の声が描かれたことで、こっちのアバズレ口調がプリンの素だということは確定（吹き出しの位置的に、「プリンの台詞と思わせておいて、実はゼリーのニトロの心の声」ということも考えられなくはないが）。

　まあ、ブルックが捕まったことで安堵しているのは、彼に余計なことをされてサンジを救う計画が壊れることを恐れていた可能性はあるので、私はまだプリン白説を捨てない。
　……というかね、

 　そして、三つ目が種族的な特徴だというのもここで確定と。
　第三の目の開眼というのは強大な見聞色の覇気を持つようになるとかなのかな。

　んでもって、この期に及んでプリンがブルックに「ネタバラシ」しようとしないことから考えると、やはりというか、麦わらの一味との接触はビッグマムには報告していない様子。
　少なくとも彼女がビッグマムの思惑とは違う何かを企てている可能性は高そうだ。　
　ビッグマムがジェルマ66を騙し討ちしようとしているというのはやはり偽情報っぽいなあ。

＞二角帽のナポレオン
　彼が念波を受信する能力を持つのはこれが理由か。
　しかし、念波の発信者は誰だったんだろう。サンジが拘束したチェス戎兵からは発信されていないから、全てのホーミーズが念波を出せるわけてはなさそうではあるが（それとも単に距離的な問題？）。

　自分の魂でホーミーズを作れば当然その分の寿命が減っていくわけだけど、ビッグマム的にそれは構わないんだな

【新連載】
　6つ、だと……？
　5inならともかく6inとなると、ジャンプの歴史上でも過去一度しかなかったような……。また思い切ったことするなあ。

　前回の改編でラブラッシュ・レッドスプライト・トリコの終了に加えてワートリが休載に入ったのに対し、デモプラとオレゴラッソの２つしか入って来なかったから連載枠に２つ余裕があるとはいえ、それでも４作は打ち切られることになる。

　歪のアマルガム・デモンズプラン・オレゴラッソは確定だろうけど、あと一つはどれだろう。
　掲載順から考えれば青春兵器だとは思うが、内容的にすじピンが終わるのかな。

　アンケが掲載順に反映されていないとも思えないし、もし終わるとしたら作者の希望だろうか。

　確かに、すじピンは単行本があまり売れていないし、ズルズルと引き伸ばすよりも思い切ってキリの良いところで幕を引こうというのは理解できる。
　元々、外部で連載を持っていた作者さんだから、そういった決断も下しやすいのかもしれない。