週刊少年ジャンプ4・5号(2017年)感想はこちら
※以下、ネタバレ注意
【ONE PIECE】
第851話 シケモク
>メモメモの実
記憶操作能力とは……。これは全く予想してなかった。
こうなると、【ONE PIECE考察】いいだろう、プリンちゃんの“白”に花京院の魂も賭けようで書いた「プリンちゃんが白である根拠5」はクリアされてしまうな。
自在に記憶を変えられるのなら、明日の計画を暴露したことにも説明はつく。
ただし。ただし、だ。
そもそも、なぜプリンがレイジュに明日の計画をわざわざ話して聞かせる状況になったのかということに関しては何も判明していないうえに、上の記事に書いた根拠5以外の矛盾は依然として解決されていない。
「お前の妄想の前提になっていた『プリンは敢えてレイジュに情報を流し、ビッグマム海賊団とジェルマ66を潰し合わせようとしている』という予想が崩れたではないか」と言われそうだが、プリンが上書きしたと明確に描かれた記憶は「レイジュがプリンに撃たれた」という部分だけだ。
「ビッグマムがヴィンスモーク家を騙し討ちしようとしている」という情報が本当に消されたかどうかは分からない。
実際、医務室にいるはずのレイジュは治療も受けずに脱走し、怪我した足を引き摺ってまで必死にどこかへ向かっている。
上書きされた記憶はプリンが創作したものではなく実在する誰かが実際に経験した事柄だから、今のレイジュには前後の記憶に不自然な点が生まれていると考えられるが、それにしても血塗れのまま逃げ出すとなると、ビッグマムに裏切られるという情報を知っているからとしか思えない。
プリンが消したのは自分に関係する記憶だけで、ビッグマムによるジェルマの襲撃を説明した記憶はそのままなのだろう。
今週の描写を受けても、プリンが“白”である可能性が高いことに変わりはないわけである。
さて、「プリンのはしたない姿」の記憶がレイジュから消されたのだとすれば、サンジを嘲る顔芸をプリンがレイジュに披露する意味は無い。
となると、【ONE PIECE考察】プリンがレイジュを傷つけたのはサンジのせいでは……?で少し書いたように、この顔芸はサンジに向けられたものだということになる。
「レイジュとプリンが組んでいる」という線は無くなったと見て良さそうだが、「プリンはサンジに嫌われるために悪女を演じている」という予想の方は、どうやら正解のようだ。
プリンもまたブルックと同様に、サンジが「誰かの犠牲になると決めたらもう動かない」男だということを理解していたわけだ。
仮にサンジが結婚から解放されることになっても、一度プロポーズまでした女性をそう簡単に見捨てて船に戻れるはずがない。
それが解っているからこそ、プリンは敢えてサンジを侮辱しているところを本人に見せつけて、彼が何の気兼ねも無くトットランドから出ていけるようにしているのだろう。
何と献身的で、健気な行為ではないか。
>演技力
プリンが白であるにしろ黒であるにしろ、彼女が抜群の演技力を有しているのは事実であろう。
演技力をビッグマムに気に入られているという部分は本当のことであり、彼女は常日頃からビッグマムのために演技をしているのかもしれない。
【ONE PIECE考察】いいだろう、プリンちゃんの“白”に花京院の魂も賭けようの根拠6で書いたように、プリンが本当に腹黒く、身勝手な女ならば、ビッグマムの「人形のよう」という例えとそぐわないが、もしプリンがこれまで「ビッグマムの命令で芝居をし、人々を騙す」任務をこなしてきたのならば、「人形」という評価もしっくりくる。
>サンジは本当に絶望しているのか?
お前にはガッカリだよサンジ!
こんな台詞を言ったくせに、プリンちゃんの涙を疑うとは……。
と、言いたいところだが、ここでサンジを責めるのはさすがに酷というものだろう。
仲間から引き離され、自分を探していたジャッジに「少しは変わった」という希望を抱き、再び裏切られ、と立て続けに悲惨な出来事に見舞われる中で、唯一の救いだと信じていた女性からも馬鹿にされていたとなれば、かつての誓いを破ることになっても仕方があるまい。
そして、サンジのこの涙が本当に絶望からくるものであるのかどうか、それ自体が怪しいところだ。
ひょっとしたら、サンジの心がついに折れたかのように見えるこの場面も、尾田先生のミスリードではなかろうか。
要するに、サンジの涙が自分のために流されたとは限らないという話である。
彼がまだ「女の涙を疑わない」という信念を保持しているのならば、プリンの思惑も見通しているはずであり、そうであればこの涙は「プリンちゃんにここまでさせてしまったことに対する悔恨」によるものという可能性もあるわけだ。
実際、サンジは一度は地面に落とした花束を、わざわざ拾い上げて壁に立てかけてから立ち去っている。
これはサンジがプリンを憎んではいないという証左であり、彼がプリンの真意を見抜いている可能性があることを示すものと言える。
>ゼリーのニトロ
こいつもしかしてベッジの魂が入っているホーミーズか?
こうしてみると法令線や目つきが似ているし、何より帽子と葉巻という嗜好もベッジを彷彿とさせる。
ベッジもビッグマムを裏切っていることが示唆されていたが、プリンがベッジの魂を持つホーミーズを連れているからといって彼と協力しているというのは無さそうかなあ。
「ルフィ一行とプリンの接触を報告しない」といった消極的な姿勢をとるくらいならともかく、もしニトロがベッジと協力していたら、それは完全にビッグマムが能力を統制しきれていないことになってしまう。
四皇ともあろう者がそんな未熟さを露呈しているとはさすがに考えにくい。
>お嬢さん
海賊王ゴール・D・ロジャーを「ルーキー」呼ばわりしていたこともそうだけど、ブルックがたまに見せる年長者の風格が良いなあ。
ビッグマムのあの風貌から「お嬢さん」と呼ぶ発想は全く無かったから、痺れるものがある。
「雷雲」ゼウスと「太陽」プロメテウスも以前のイメージ図を彷彿とさせるような迫力で、絵的にもブルックとビッグマムの対峙は実に格好良かった。
【僕のヒーローアカデミア】
第121話 後期始業式
ああ^~物拳かわええんじゃぁ^~
あと、角取ポニーはなんか体育祭のときより痩せて可愛くなってる気がするんだけど、気のせい?
【鬼滅の刃】
第44話 隊律違反
来た! ヒロイン来た!!
選抜試験のときは浮世離れし過ぎてる子という印象だったが、意外と生真面目(というよりも、自分というものが無い?)な少女のようで、かなり好みだ。
炭治郎との交流を通して、彼女が命令通りにただ鬼を斬るだけではなく、失った自分を取り戻していく展開になるのではないか。
いやあ、漲ってきた。
しのぶさんもしのぶさんで、冨岡に無言で絞められて怒るなど、前回から実は真っ当な感情を持った人間味のある女性なんだということが描かれるようになって、どんどん魅力的になっているなあ。
そういえば、しのぶさんは唯一鬼の頸を斬れない「柱」だから、こちらの破廉恥な隊服の女性は斬首できる怪力の持ち主ということなのか。
禰豆子の扱いをどうするかで深刻に揉める展開は正直言ってこの作品ではあまり読みたくないなという気持ちがあったので、鬼殺隊構成員の人情味溢れる描かれ方は安心できた。
その辺に尺を使うことはなさそうだ。
……まあ、もっとも鬼殺隊は隊員候補の子供たちを鬼だらけの山に放り込むなどというソウルソサエティやダイヤモンド王国並みの超絶ブラック組織だから、まだどうなるか分かったものではないが。
実際のところ、あのあたりの展開はこの作品の黒歴史だよなと今更ながらに思う。
【約束のネバーランド】
第21話 見え透いた罠
いい! 壁の外の人間が鬼と対等に付き合えるだけの組織を有しているというのは好みの設定。
おそらく、一部の子供を生贄にすることで鬼との共存を図っているんだろうな。
外の世界で人間たちがごく普通の社会を営んでいるという展開だったら個人的に嬉しい。
ただ、エマ達が「現在は2045年」という情報を信じて疑っていないのは疑問かな。
それすら嘘で本当はもっと未来だという可能性もあるのに、そう考えないのは若干ご都合主義を感じた。
本が2015年までのものしか無いことについて話していた時はどんな反応だったっけ。
【斉木楠雄のΨ難】
サイレントと言えば浦安鉄筋家族の金鉄回を思い出す。
斉木楠雄のΨ難は主に会話劇で笑わせる類のギャグ漫画だから、サイレントは相性が悪いというか、パワー不足な印象は否めない。
ところで、父親がやっていたのはピコ太郎なんだろうけど、最後になぜか斉木に背を向けて悪い顔していたのがよく解らなかった。
そのまま持っていこうとした?
【ブラッククローバー】
熱い展開ではあるのだが、マルスの雑な「ここまでのあらすじ」にはどうしても冷めちゃうなあ……。
ファナはやはり白夜の魔眼によって、過去にリヒトの同族が体験した記憶を移植されていると見て良さそう。
カスミツキさんの考察通り、リヒトやヴェットのような長耳族の血を引くものだから目を付けられた(あるいは、仲間として認められた)ということなのだろうか。
【デモンズプラン】
ええ……。
自分の手で直接悪魔を殺しちゃうのか……。
ゲームの運営側にこういうルールの無い介入行為をされると興醒めしてしまう。
収集慾の悪魔の回想も、「体の弱い恋人にあらゆる物を見せてやりたい」というところから、どうして悪魔に変わるほど収集にのめり込んだのかという描写が無いから、取って付けたという印象しかない。
どうせやるなら、短くても彼が狂気に染まるところまで回想で描くべきだったのでは。
とはいえ、正義慾のユースティスさんはちょっとだけ楽しみ。
正義慾の悪魔と言うからには、日常のちょっとした「悪行」も許せずに殺してしまうくらいの極端なキャラクターであって欲しいところ。
【火ノ丸相撲】
展開上、連敗しちゃうのが決まっていることを考えると、「もう誰にも負けん」と言う表情も凄みよりも哀れみを感じる……。
この辺りは個人戦で天王寺を負けさせた弊害が隠しようもなく出てしまっているなあ。
【はるよ、こい!】
しょうもない以前に、そのあまりの変哲の無さに度肝を抜かれてしまった。
これを合併号で前後編掲載にする企画を立てた編集者は酒でも飲んでたのかな。
【歪のアマルガム】
冒頭のクソみたいに雑なアメリカ軍人のキャラに不本意ながら笑ってしまうwww
皮肉でなく、石山先生はこっちの方の才能を伸ばすべきなのでは。
第851話 シケモク
>メモメモの実
記憶操作能力とは……。これは全く予想してなかった。
こうなると、【ONE PIECE考察】いいだろう、プリンちゃんの“白”に花京院の魂も賭けようで書いた「プリンちゃんが白である根拠5」はクリアされてしまうな。
自在に記憶を変えられるのなら、明日の計画を暴露したことにも説明はつく。
ただし。ただし、だ。
そもそも、なぜプリンがレイジュに明日の計画をわざわざ話して聞かせる状況になったのかということに関しては何も判明していないうえに、上の記事に書いた根拠5以外の矛盾は依然として解決されていない。
「お前の妄想の前提になっていた『プリンは敢えてレイジュに情報を流し、ビッグマム海賊団とジェルマ66を潰し合わせようとしている』という予想が崩れたではないか」と言われそうだが、プリンが上書きしたと明確に描かれた記憶は「レイジュがプリンに撃たれた」という部分だけだ。
「ビッグマムがヴィンスモーク家を騙し討ちしようとしている」という情報が本当に消されたかどうかは分からない。
実際、医務室にいるはずのレイジュは治療も受けずに脱走し、怪我した足を引き摺ってまで必死にどこかへ向かっている。
上書きされた記憶はプリンが創作したものではなく実在する誰かが実際に経験した事柄だから、今のレイジュには前後の記憶に不自然な点が生まれていると考えられるが、それにしても血塗れのまま逃げ出すとなると、ビッグマムに裏切られるという情報を知っているからとしか思えない。
プリンが消したのは自分に関係する記憶だけで、ビッグマムによるジェルマの襲撃を説明した記憶はそのままなのだろう。
今週の描写を受けても、プリンが“白”である可能性が高いことに変わりはないわけである。
さて、「プリンのはしたない姿」の記憶がレイジュから消されたのだとすれば、サンジを嘲る顔芸をプリンがレイジュに披露する意味は無い。
となると、【ONE PIECE考察】プリンがレイジュを傷つけたのはサンジのせいでは……?で少し書いたように、この顔芸はサンジに向けられたものだということになる。
「レイジュとプリンが組んでいる」という線は無くなったと見て良さそうだが、「プリンはサンジに嫌われるために悪女を演じている」という予想の方は、どうやら正解のようだ。
プリンもまたブルックと同様に、サンジが「誰かの犠牲になると決めたらもう動かない」男だということを理解していたわけだ。
仮にサンジが結婚から解放されることになっても、一度プロポーズまでした女性をそう簡単に見捨てて船に戻れるはずがない。
それが解っているからこそ、プリンは敢えてサンジを侮辱しているところを本人に見せつけて、彼が何の気兼ねも無くトットランドから出ていけるようにしているのだろう。
何と献身的で、健気な行為ではないか。
>演技力
プリンが白であるにしろ黒であるにしろ、彼女が抜群の演技力を有しているのは事実であろう。
演技力をビッグマムに気に入られているという部分は本当のことであり、彼女は常日頃からビッグマムのために演技をしているのかもしれない。
【ONE PIECE考察】いいだろう、プリンちゃんの“白”に花京院の魂も賭けようの根拠6で書いたように、プリンが本当に腹黒く、身勝手な女ならば、ビッグマムの「人形のよう」という例えとそぐわないが、もしプリンがこれまで「ビッグマムの命令で芝居をし、人々を騙す」任務をこなしてきたのならば、「人形」という評価もしっくりくる。
>サンジは本当に絶望しているのか?
お前にはガッカリだよサンジ!
こんな台詞を言ったくせに、プリンちゃんの涙を疑うとは……。
と、言いたいところだが、ここでサンジを責めるのはさすがに酷というものだろう。
仲間から引き離され、自分を探していたジャッジに「少しは変わった」という希望を抱き、再び裏切られ、と立て続けに悲惨な出来事に見舞われる中で、唯一の救いだと信じていた女性からも馬鹿にされていたとなれば、かつての誓いを破ることになっても仕方があるまい。
そして、サンジのこの涙が本当に絶望からくるものであるのかどうか、それ自体が怪しいところだ。
ひょっとしたら、サンジの心がついに折れたかのように見えるこの場面も、尾田先生のミスリードではなかろうか。
要するに、サンジの涙が自分のために流されたとは限らないという話である。
彼がまだ「女の涙を疑わない」という信念を保持しているのならば、プリンの思惑も見通しているはずであり、そうであればこの涙は「プリンちゃんにここまでさせてしまったことに対する悔恨」によるものという可能性もあるわけだ。
実際、サンジは一度は地面に落とした花束を、わざわざ拾い上げて壁に立てかけてから立ち去っている。
これはサンジがプリンを憎んではいないという証左であり、彼がプリンの真意を見抜いている可能性があることを示すものと言える。
>ゼリーのニトロ
こいつもしかしてベッジの魂が入っているホーミーズか?
こうしてみると法令線や目つきが似ているし、何より帽子と葉巻という嗜好もベッジを彷彿とさせる。
ベッジもビッグマムを裏切っていることが示唆されていたが、プリンがベッジの魂を持つホーミーズを連れているからといって彼と協力しているというのは無さそうかなあ。
「ルフィ一行とプリンの接触を報告しない」といった消極的な姿勢をとるくらいならともかく、もしニトロがベッジと協力していたら、それは完全にビッグマムが能力を統制しきれていないことになってしまう。
四皇ともあろう者がそんな未熟さを露呈しているとはさすがに考えにくい。
>お嬢さん
海賊王ゴール・D・ロジャーを「ルーキー」呼ばわりしていたこともそうだけど、ブルックがたまに見せる年長者の風格が良いなあ。
ビッグマムのあの風貌から「お嬢さん」と呼ぶ発想は全く無かったから、痺れるものがある。
「雷雲」ゼウスと「太陽」プロメテウスも以前のイメージ図を彷彿とさせるような迫力で、絵的にもブルックとビッグマムの対峙は実に格好良かった。
【僕のヒーローアカデミア】
第121話 後期始業式
ああ^~物拳かわええんじゃぁ^~
あと、角取ポニーはなんか体育祭のときより痩せて可愛くなってる気がするんだけど、気のせい?
【鬼滅の刃】
第44話 隊律違反
来た! ヒロイン来た!!
選抜試験のときは浮世離れし過ぎてる子という印象だったが、意外と生真面目(というよりも、自分というものが無い?)な少女のようで、かなり好みだ。
炭治郎との交流を通して、彼女が命令通りにただ鬼を斬るだけではなく、失った自分を取り戻していく展開になるのではないか。
いやあ、漲ってきた。
しのぶさんもしのぶさんで、冨岡に無言で絞められて怒るなど、前回から実は真っ当な感情を持った人間味のある女性なんだということが描かれるようになって、どんどん魅力的になっているなあ。
そういえば、しのぶさんは唯一鬼の頸を斬れない「柱」だから、こちらの破廉恥な隊服の女性は斬首できる怪力の持ち主ということなのか。
禰豆子の扱いをどうするかで深刻に揉める展開は正直言ってこの作品ではあまり読みたくないなという気持ちがあったので、鬼殺隊構成員の人情味溢れる描かれ方は安心できた。
その辺に尺を使うことはなさそうだ。
……まあ、もっとも鬼殺隊は隊員候補の子供たちを鬼だらけの山に放り込むなどというソウルソサエティやダイヤモンド王国並みの超絶ブラック組織だから、まだどうなるか分かったものではないが。
実際のところ、あのあたりの展開はこの作品の黒歴史だよなと今更ながらに思う。
【約束のネバーランド】
第21話 見え透いた罠
いい! 壁の外の人間が鬼と対等に付き合えるだけの組織を有しているというのは好みの設定。
おそらく、一部の子供を生贄にすることで鬼との共存を図っているんだろうな。
外の世界で人間たちがごく普通の社会を営んでいるという展開だったら個人的に嬉しい。
ただ、エマ達が「現在は2045年」という情報を信じて疑っていないのは疑問かな。
それすら嘘で本当はもっと未来だという可能性もあるのに、そう考えないのは若干ご都合主義を感じた。
本が2015年までのものしか無いことについて話していた時はどんな反応だったっけ。
【斉木楠雄のΨ難】
サイレントと言えば浦安鉄筋家族の金鉄回を思い出す。
斉木楠雄のΨ難は主に会話劇で笑わせる類のギャグ漫画だから、サイレントは相性が悪いというか、パワー不足な印象は否めない。
ところで、父親がやっていたのはピコ太郎なんだろうけど、最後になぜか斉木に背を向けて悪い顔していたのがよく解らなかった。
そのまま持っていこうとした?
【ブラッククローバー】
熱い展開ではあるのだが、マルスの雑な「ここまでのあらすじ」にはどうしても冷めちゃうなあ……。
ファナはやはり白夜の魔眼によって、過去にリヒトの同族が体験した記憶を移植されていると見て良さそう。
カスミツキさんの考察通り、リヒトやヴェットのような長耳族の血を引くものだから目を付けられた(あるいは、仲間として認められた)ということなのだろうか。
【デモンズプラン】
ええ……。
自分の手で直接悪魔を殺しちゃうのか……。
ゲームの運営側にこういうルールの無い介入行為をされると興醒めしてしまう。
収集慾の悪魔の回想も、「体の弱い恋人にあらゆる物を見せてやりたい」というところから、どうして悪魔に変わるほど収集にのめり込んだのかという描写が無いから、取って付けたという印象しかない。
どうせやるなら、短くても彼が狂気に染まるところまで回想で描くべきだったのでは。
とはいえ、正義慾のユースティスさんはちょっとだけ楽しみ。
正義慾の悪魔と言うからには、日常のちょっとした「悪行」も許せずに殺してしまうくらいの極端なキャラクターであって欲しいところ。
【火ノ丸相撲】
展開上、連敗しちゃうのが決まっていることを考えると、「もう誰にも負けん」と言う表情も凄みよりも哀れみを感じる……。
この辺りは個人戦で天王寺を負けさせた弊害が隠しようもなく出てしまっているなあ。
【はるよ、こい!】
しょうもない以前に、そのあまりの変哲の無さに度肝を抜かれてしまった。
これを合併号で前後編掲載にする企画を立てた編集者は酒でも飲んでたのかな。
【歪のアマルガム】
冒頭のクソみたいに雑なアメリカ軍人のキャラに不本意ながら笑ってしまうwww
皮肉でなく、石山先生はこっちの方の才能を伸ばすべきなのでは。