卵丼も美味しいのは美味しいんだけど。
とはいえ、ワンピースが無いというのに、何だかんだで感想はいつもと同じくらいの量になってしまった。
週刊少年ジャンプ45号 感想はこちら
※以下、ネタバレ注意
【ワールドトリガー】
第161話 玉狛支部④
んー、姪ということは、ゆりさんはネイバーではないのか。
近界出身の技術者というのはクローニンだけを指していたのかな。
まあクローニンが陽太郎に「若」と言っているのが単なるごっこ遊びでないなら、林藤家のどっかにネイバー出身者がいて、ゆりさんや陽太郎はネイバーとの混血児という可能性もなくはない?
あと、ゆりさんは柿崎隊の人に似すぎてて正直見分けがつかない
玉狛にいた「城戸」姓の人物がネイバーに殺されたことで、城戸司令は今のようになったんだろうか。
それにしては、ゆりさんが軽すぎる気はするが。……まあ、これはワートリなら普通にありえることかな。
ただ、城戸司令も身内をネイバーに殺されて憎悪を抱いているのにも関わらず、拉致された友人を捜そうとしている修達に悪態をついたのだとしたら、さすがに人の心が無さ過ぎだから、やはり考えにくい気もする。
となると、元々城戸司令は玉狛の一職員で、それが何らかの事情で司令職を継ぐことになった、とか?
その場合、先代のボーダー司令は迅さんの師匠か、あるいはユーゴさんかな。
【レッドスプライト】
第8話 ナルビオン王国
補正切れの8話なのに掲載順低っ。
新連載の結果は完全に予想外だったなあ
ナルビオン王国は普通に善人揃いだったし、ここは滅びずにマゴニアと同盟関係になってほしいところだが、それだとアルフレッドが出て行く理由が生まれないのでちょっと難しそうか。
しかし、エデニアはエデニアで何で最初からクルセイダーズみたいな雷髄人間を投入しなかったんだろう。
あちこちに版図を広げているから、戦力が慢性的に不足していて、ナルビオン王国程度ならなるべく雷髄人間は使いたくなかったのかな。
だとしたらその時点でなかなかのバカ政府だし、どっちにしろエデニアの覇権は長くは続かないかも
それと、国が衰退していることと、王国制(「君主制」という意味なんだろうが、こんな言い方初めて聞く)を保持していることは、かつての英国や日本(『王国』ではないけど)を例に出すまでもなく、あまり関係はないだろう。
「絶対王政だから」というのなら理解できるが。
まあ、とはいえ、これはエデニアが現在の覇権国家だから、(他国の人間までも)エデニアの体制こそが最高の政体だと思い込むようになるという一種の病気みたいなもので、劣勢にある国の「開明的」な人物がそういう思い込みをしているのはリアリティは感じられる。
それにしても、ナルビオン王国の人達は善人っぽい描写なのに、顔が怖すぎて悪党にしか見えない。
遺灰兵士のブラックバーンさんとか、『アイアンナイト』のゴブリンの顔をしている。
↑ナルビオン王国民
↓『遺灰兵士』ブラックバーンさん
というか、これ単にモブの描き方がテキトーなわけではなく、本当にナルビオン王国民が悪党ばかりという展開になる気もしてきた。
来週あたりゲイルマン将軍が「何のために5年間もお前のような雷髄奴隷の御機嫌取りをしてきたと思ってるんだ! この役立たずが!」とか言い出しそう。
マゴニアへの合流を勧めているのも、むしろアルフレッドをナルビオンに留めおこうとしているようにも見えるしなあ。
こんなことを言われたらアルフレッドは逆に国から離れられないことを見越して言っているような感じもする。
「親に向かって死ぬなどと、そんな言葉を吐いてくれるな……(お前にはまだまだ生きてナルビオン王国のために戦ってもらわねば困るんだよ)」
ありうる。
そういう息子を駒としか考えていない父親は悪役として好きなんだけど(ジャッジとかエンデヴァーとか、逆転検事2のアイツとかアイツとか)、今の掲載順でそんな胸糞展開は自分の墓穴を掘ってるようなものではある。
この漫画の今後を考えると、やっぱり普通にナルビオンは善玉の方が良いか。
【鬼滅の刃】
第34話 強靭な刃
おお、最近掲載順が低下気味で心配していたけど、Cカラーか。こりゃめでたい。
善逸の回想にもグッと来たし、このまま安定路線に乗ってくれれば良いけれど。
週刊少年ジャンプ44号 感想で書いたように、「母親」を殴っていたときに「父親」が発していた「キシキシ」という音は人形だからかと予想していたのだが、蜘蛛の牙から出ている音なのかな。
ただ、こんな完全人外の顔した鬼はこれまでいなかったから、累の操る人形(外敵から疑似家族を守り、気に入らない人物(母親)に代わりに制裁を加えてくれる累の理想の父親)という可能性もまだ消えていないと思う。
【斉木楠雄のΨ難】
第216話 PK文化Ψ下準備編
童話の不条理にツッコミを入れるのはベタベタだってのは作中でちゃんと言及してるとはいえ、それでもバランスが取れているとは言い難い回だったなあ。
ギャグとして昇華しきれず、麻生先生がどっかで言ってみたかったことを読まされているだけという印象。
それはそれとして、「君と2人っきりだと緊張してしまうのでな」という台詞。
これまでの斉木の態度から考えれば単なる皮肉と見るのが普通だが、44号にて斉木に起きた大きな変化を考慮すると、非常に興味深い部分である。
【斉木楠雄のΨ難】斉木が初めて照橋さんへの「おっふ」を漏らした意味
あるいは、斉木は本気で照橋さんと2人きりでいることに緊張を感じているのではないか?
それを誤魔化すために、敢えて口に(心の声に)出して強がってみせることで、自身の状態を認めないようにしているようにも見える。
そもそも、図書室に燃堂らを呼び出すこと自体が、斉木にしては少しおかしい。
照橋さんと二人きりの状況など今まで幾度もあったのに、わざわざ斉木が嫌いな(風を装っている)騒がしい状況を作り出してまで、ぶち壊そうとしている。
これまでのように照橋さんの攻めを、すげなく受け流す余裕が、今の斉木には無くなっているのかもしれない。
【僕のヒーローアカデミア】
日頃からファンにもこんな態度なのか。よくNo.2ヒーローになれたな。
エンデヴァーは事件解決数1位らしいので、その功績が大きく評価されているんだろうけど、番付では「国民の支持率」よりも、「事件解決数」の方が評価されるということなのかな。
というか性格さえ良ければNo.1ヒーローになれたんじゃなかろうか。
まあでも、体育祭のときの周囲の反応からすると、そこまで嫌われてるわけでもなさそうで、ファンの子供への冷たい仕打ちも、世間に媚びない仕事人に見えなくもないから、アンチが多い一方で人気もそれなりに高いのかもしれない。
個の強さよりもヒーロー間の協調を重視していく今の流れは、いずれプロヒーローという制度が廃止されて、個性使用による逮捕権限が警察に移っていく最初の段階なんだろう。
警察は個性を使えず、営利目的の民間人が代行している現在の状況は誰がどう考えても異常だから、それがヒロアカの日本社会のためだろうし。
この作品の最終回はヒーローのいなくなった世界で締めくくられるのかもしれない。
【ブラッククローバー】
これが噂の小説版のキャラかー。
ただ、小説を読まないと分からないキャラを普通に本編に出してくるのは好きじゃないなあ……。
「運命をも操れる」というのは、文字通り時間やあらかじめ決まっている運命などを操作できるのかなあ。
そこまで来るとブラクロの魔法っぽく無いけれど。Fate(型月)感がある。
【食戟のソーマ】
創真が先出しなのって、もしかして連載始まって以来、今回が初めてかも。
この漫画は結構後出しが負けることがある(それこそ葉山に負けたときも創真が後出しだった)ので、まあ、ここは順当に創真の仕掛けはまだ残っていて~という展開だろう。
【歪のアマルガム】
今週単体で見ると中々良いとは思うのだが(神田に似たキャラ含めてディグレっぽい話)、妖実験の外道さが強調されたことで、先週女科学者を取り逃がす展開にしたことへの不快感がまたぶり返してきて、結果的に悪印象の方が強かった。
こうやって後々の話にまで悪影響を及ぼすんだから、返す返すも1話でちゃんとケリつけなかったのは駄目だったと思う。